初回は、このように簡単にデプロイが行えましたが、以後はデプロイの仕方が変わってくるので注意が必要です。これから先は、gitというプログラムを使った作業となります。「修正したファイルをgitに追加する」「追加された修正情報をコミットする」「アプリをプッシュする」といった3段階の作業によりデプロイされたプログラムを最新の状態にしていきます。それぞれの手順を整理しておきましょう。
1. 修正ファイルをgitに追加修正したファイルの情報や新たに作成したファイル、削除したファイルといった編集情報をgitに追加します。これは、Aptana Studioでは、
App Explorerの
Commandsアイコン(歯車のアイコン)にある
<Stage>というメニューを選びます。コマンドで実行する場合は以下のように行います。
git add .
2. 修正情報をコミットするgitにaddした修正情報は、
コミットと呼ばれる作業を行うことで修正をgitが引き受けることになります。Aptana Studioでは、
App Explorerの
Commandsアイコンにある
<Commit...>メニューを選んで行います。ここで更新する項目とメッセージを設定することでコミットを実行できます。コマンドで実行する場合は、以下のようになります。(メッセージにはコメント文を入れます)
git commit -m "メッセージ"
3. アプリをプッシュするコミットした修正情報をアプリに適用し更新する作業が「プッシュ」です。これは、
App Explorerの
Commandsアイコンにある
<Push>メニューを選んで行います。コマンドで実行する場合は、以下のようになります。
git push heroku master
――これらは、いずれ実際に試してみるようになればすぐにやり方は飲み込めるようになるはずです。今の段階で覚える必要はありません。ただ、「こんな具合にアプリを更新していくんだ」ということだけわかっていれば十分です。
とりあえず、これでローカル環境でのアプリの作成から実行、デプロイまでの作業をひと通りできるようになりました。次回から、少しずつプログラミングにはいっていくことにしましょう。