■オンラインIDE「eXo IDE」の開発手順
オンラインでの開発を行う「eXo IDE」を使って開発を行う場合、Aptana Studioで行なってきた作業をeXo IDEのメニューなどで行なっていくことになります。多少、操作が違うところもありますが、全体の流れはほぼ同じです。では、以下に作業についてまとめておきましょう。
(※なお、オンラインIDEはサイトの更新などにより表示や操作法が随時変わります。これは、2012年1月時点での情報です。基本的な操作は変わらないとは思いますが、表示などが変わっている場合もあることを念頭において作業してください)
1. Railsプロジェクトの作成
まず、Railsのプロジェクトを作成します。これは、<Project>メニューの<New>にあるサブメニューから<Create Project...>というメニュー項目を選んで行います
・メニューを選ぶとダイアログが現れ、作成するプロジェクトの種類を選択します。ここで「Rails」を選び、下の方にある「Name」にプロジェクトの名前を記述してから、「Next」ボタンを押し次に進みます。
・続いて「Deploy to PaaS」という画面に進みます。ここで「Deploy to」からデプロイ先として「Heroku」を選択して下さい。Application Nameに、アプリ名を入力しておくと指定の名前でデプロイできます。
・「Next」ボタンで次に進むとプロジェクトを作成し、「プロジェクトを開くか?」と尋ねてくるのでYesを選びましょう。これでプロジェクトが作成され、左側のProject Explorerというビューにプロジェクトのフォルダやファイルが階層表示されます。同時に、Heroku側に指定のアプリが作成されます。
2. プロジェクトのデプロイ
オンラインIDEでは「ローカル環境で実行する」ということはできません。いきなりデプロイすることになります。これは、<Git>メニューの<Remote>のサブメニューから<Push>を選んで行います。
メニューを選ぶと、画面にダイアログが現れます。ここで、リモート・リポジトリというものの設定を行います……が、これは通常、デフォルトのままでかまいません。ダイアログが現れたら、そのまま何も変更せずに「Push」ボタンを押す、と考えてください。これでしばらく待っていればデプロイが完了します。
3. アプリの更新作業
デプロイ指定後の更新作業は、やはり「追加」「コミット」「プッシュ」という3つの作業によって行います。これは以下のように行います。
・gitへの追加――<Git><Add...>メニューを選んで行います。
・コミット――<Git><Commit...>メニューを選んで行います。
・プッシュ――<Git><Remote><Push>メニューで行います。
――以上で、eXo IDEを利用してRailsアプリを作成しデプロイするまで行えるようになります。メニューの中にはダイアログが現れるものもありますが、コミット時にコメント文を書く以外はデフォルトのままでかまいません。それぞれで試してみてください。
※リストが表示されない場合
AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっているとリストなどが表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。
※下図――eXo IDEの<git>メニューの内容。主なgitコマンド操作はここから行える。
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