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プロジェクトの作成からデプロイまで (3/6)

■ローカル環境で動かす

プロジェクトを作成した段階で、Railsアプリの基本的な部分はひと通り完成していますので、まだ何一つ作ってはいませんが、とりあえずアプリを動かすことはできます。

アプリの実行は、2通りの方法があります。1つは、ローカル環境で実行する方法です。Railsには、テスト実行用の簡易Webサーバーが内蔵されており、その場でRailsアプリを動かし、Webブラウザからアクセスして動作確認をすることができるのです。

こうして動作を確認したら、Webサイト(ここではHeroku)にデプロイし、サーバにアクセスして本式に動作確認をする、という流れになります。

では、まずはローカル環境で動かしてみましょう。これはAptana Studioでは非常に簡単に行えます。ウインドウの左上にあるApp Explorerというビュー(アプリのファイルやフォルダが階層的に表示されているところ)の一番上の右側あたりに、歯車のようなアイコンが表示されていますね。これは「Commands」アイコンで、クリックするとさまざまなコマンドを実行するためのメニューが現れます。

このメニューから、<Run Server>という項目を選んでください。ウインドウ右下にターミナルのビューが現れ、起動内容が出力されていきます。最後に「INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=47973 port=3000」と表示されたら、無事に起動しています。以下のアドレスにブラウザからアクセスしてみてください。
http://0.0.0.0:3000/  または  http://localhost:3000/
Welcome aboard」という画面が表示されます。これが、作成されたRailsアプリの画面です。まだ何も作成していませんのでこの画面しかありませんが、とりあえずこれでアプリが動くことは確認できるでしょう。

動作を確認したら、サーバーを停止しましょう。これは、App Studioの右下に表示されたターミナルのウインドウで、Ctrlキー+「C」キーを押して強制終了すればOKです。


■コマンドでのサーバー起動

Aptana Studioを使わず、Rails単体で開発をしている場合、コマンドプロンプトやターミナルからコマンドを実行してテストサーバーを起動し、Railsアプリを実行させることができます。コマンドプロンプト/ターミナルでcdコマンドでRailsアプリのフォルダ内に移動し、以下のように実行してください。
rails server
これでサーバーが起動し、アプリが実行されます。終了は、やはりCtrlキー+「C」キーで強制終了して停止します。もし、railsコマンドがうまく認識できない場合は、「script/rails server」というように「script」フォルダ内のrailsを明示的に指定するとよいでしょう。


※エラーで起動しなかったら?

テストサーバーを起動しようとしたらエラーになって起動しない……という人。これは、Railsのバンドルソフトウェアが見つからないために発生することが多いのです。これはオプションとして用意されているものですが、アプリケーションをチェックする際に「これらのバンドルソフトが入ってないぞ」といってエラーになってしまったりするのですね。

作成したアプリケーションの中に「Gemfile」というファイルがあります。これを開いて、以下の4行を探してください。(別々の場所に書いてあります)
gem 'sqlite3'
gem 'coffee-rails', '~> 3.2.1'
gem 'therubyracer', :platforms => :ruby
gem 'uglifier', '>= 1.0.3
バージョン番号などは違っている場合もあります。これらの文の冒頭に#記号を付けて(つまり、# gem ~とするわけです)保存します。Gemfileでは、#をつけると、その文はコメントと見なされ実行されなくなるのです。これで再度サーバーを実行してみて下さい。


(by. SYODA-Tuyano.)

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