続いて、繰り返しのための構文です。これもいくつかの種類が用意されています。
繰り返しの基本は「
do」と「
while」というものでしょう。2つありますが、基本的な考え方は同じで、条件をチェックして繰り返しを行うというものです。これは以下のように記述します。
・do構文の基本形do
{
……繰り返す処理……
} while ( 条件 );
・while構文の基本形while ( 条件 )
{
……繰り返す処理……
}
doは繰り返す処理を実行した後で、
whileは実行する前に、それぞれ条件をチェックします。そして条件の結果が
trueならば繰り返しを続けます。
falseならば繰り返しを抜けて次に進みます。
※両者の違いは?どちらも同じように思えますが、決定的に違うのは「
最初から繰り返す条件が成立していない場合」です。
whileは、条件を確認してから繰り返しを行うため、最初から条件が
falseならば繰り返しは
全く何も行わずに次に進みます。
が、
doは繰り返し処理を行った後で条件をチェックするため、最初から条件が
falseであっても
必ず1度は繰り返し部分を実行することになります。
下の例は、ありがちですが、0~指定の数までの整数の合計を計算するものです。変数
endに適当に数字を設定すると、その数までの合計を計算して表示します。ここでは、
endに終了の数、
nに現在の数、
reに加算した数をそれぞれ保管しています。
nを1ずつ増やしながら
reに足していき、それが
endより大きくなったら繰り返しを抜ける、というわけです。