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初心者のためのRubyプログラミング入門

テキスト(Stringクラス)の基本操作 (2/4)

作成:2012-09-08 17:21
更新:2012-09-08 17:21

■Stringクラスの主なメソッド

テキストであるStringクラスには、テキストを操作するための各種メソッドが用意されています。それらについても主なものを整理しておきましょう。
●変数 = 《String》.size
●変数 = 《String》.length
文字数を得るためのものです。どちらも同じ働きをするものです。"Welcome".sizeとすれば「7」が得られます。
●変数 = 《String》.count( 文字 )
引数に指定した文字がいくつあるかを数えてその数を返します。"Welcome".count("e")とすれば「2」が得られます。
●変数 = 《String》.insert( 位置 , テキスト )
指定した位置にテキストを挿入したものを返します。例えば"Welcome".insert(2,"***")と実行すると、「We***lcome」というテキストが返されます。
●変数 = 《String》.delete( 文字 )
指定したテキスト部分を削除するためのものです。引数に指定したテキストの文字をすべて取り除きます。"Welcome".delete("e")とすれば、「Wlcom」というテキストが得られます。
●変数 = 《String》.downcase
●変数 = 《String》.upcase
テキストをすべて小文字・大文字に変換したテキストを返します。例えば、"Welcome".upcaseとすれば、「WeLCOME」というテキストが得られます。
●変数 = 《String》.encode( エンコード )
テキストを指定のエンコードに変換したものを返します。引数には、"UTF-8"といったエンコード名のテキストか、あるいはEncodingクラスのEncoding::UTF_8などのメンバ変数を指定します。
●変数 = 《String》.reverse
テキストを逆並びにしたものを返します。"Welcome".reverseならば、「emocleW」となります。
●変数 = 《String》.strip
テキストの前後からスペースや改行コードなどの空白文字をすべて取り除いたものを返します。


以下に、主なメソッドを呼び出したサンプルを挙げておきましょう。テキストを操作するためのメソッドを利用すれば、テキストをかなり自由に編集できることがわかるでしょう。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

str = "Welcome to Ruby!"
puts("size: " + str.size.to_s)
puts("delete: " + str.delete("e"))
puts("inset: " + str.insert(7, "*"))
puts("upcase: " + str.upcase)
puts("reverse: " + str.reverse)

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