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Google Apps Scriptプログラミング [中級編]:

BigQuery APIの利用 (1/5)

作成:2012-06-07 13:19
更新:2012-06-07 13:19
■BigQuery APIとは?
Google Apps Scriptは、当初、「Googleドキュメントのマクロ」程度に見られていましたが、その後次第に進化し、本格的なサーバサイドスクリプト環境に成長してきました。本格的なサーバ開発にも耐えうるようにするために必要となるのが、「データベース」でしょう。それほど多量のデータでなければ、Googleドキュメントに保存しておけばよいでしょうが、件数が数万を超えるようになるとこれは難しくなってきます。こうした本格的なデータ処理を可能にするためには、やはりなんらかのデータベース機能が必要となってくるでしょう。

Google Apps Scriptでは、データベース関連の機能をかなり重視しており、既に幾つものサービスが利用できるようになっています。その中でも特に重要となる「BigQuery API」について説明をしましょう。

このBigQuery APIは、GoogleのAPIサービスとして提供されているものです。(これ自体は、Google Apps Scriptの機能ではなく、このAPIをGoogle Apps Scriptからアクセスできるようにする機能が追加されています)

BigQueryは、特に数億、数十億もの件数になる巨大なデータ解析に威力を発揮します。データ数が膨大になっても問題なく対応できる、スケーラブルで使いやすいデータベース機能なのです。ただし、これをGoogle Apps Scriptから利用する場合、いくつか注意しておく点があります。以下にまとめましょう。

1. この機能は、現時点で試験公開の段階にあります。したがって、完全ではありません。またその仕様(用意されているオブジェクトやメソッドなど)も今後変更される可能性があります(実際、旧バージョンであるv2betaのスクリプトは現在のv2正式版では修正しないと動かなくなっています)。

2. BigQueryで行えるデータ処理は、基本的に「ブラウズのみ」です。つまり、データの検索は可能だが、改変(追加/削除/更新など)は行えない、ということです。これは、そういう仕様なのか、今後アップデートにより追加されるのかわかりませんが、今のところは無理、と考えてください。

3. BigQueryで保管できるデータ類は、原則、「テキストとして表せるもの」のみです。これは、元データの作成にCSVファイルを利用することもあって、当面はそれ以外のものは扱えないと考えたほうが良いでしょう。

このように、BigQueryは、「データベースの代用品」ではありません。将来的にはデータベース的なものに拡張されるのかも知れませんが、少なくとも現時点では「多量のデータを検索し解析するための専用ツール」です。

もちろん、多量のデータから必要に応じてデータを検索する、という点では、十分データベースとして活用できます。


■API Consoleの設定

このBigQueryはGoogleの開発者向けに提供されているAPI Consoleから機能をONにすることで使えるようになります。BigQuery APIを利用するためには、まず以下のアドレスにアクセスしてください。
https://code.google.com/apis/console/
これが、API Consoleです。API Consoleは、Google APIの利用状況を管理するためのツールです。初めてアクセスすると、画面に「Create Project」といった表示が現れるので、ボタンを押して新しいプロジェクトを作成してください。これでコンソールが使えるようになります。

コンソール画面で、左側にあるリストから「Services」を選択し、現れたAPIの一覧から、「BigQuery API」の項目をONにしてください。これでBigQuery APIが使えるようになります。「Billing」というところに「!」マークがつくので、これをクリックし、現れた表示から「Google Checkout」のボタンをクリックして、Google Checkoutで支払い設定をしてください。「げっ! 金かかるの!?」と思った人。標準設定なら、タダです。金額が「$0」の支払いになっているはずですよ。(無料枠を超えるアクセスになるとお金がかかります)

また、左のリストから「API Access」という項目を選択し、そこに表示される「API key」という項目の値(ランダムな英数字の羅列みたいなやつです)をコピーするなりしておいてください。このAPI Keyは、後で必要となります。



 

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