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PhoneGapによるAndroid/iPhoneアプリ開発入門

Databaseオブジェクトによるデータベース・アクセス (2/7)

作成:2012-04-23 09:04
更新:2012-04-23 09:04

■データベースの基本設計

では、簡単なサンプルとして、「メモデータ」を保管するアプリを前提に説明をしていくことにしましょう。まずは、使用するデータベースの基本的な設計を考えます。まず、データベースの構造を頭に入れておきましょう。

・データベース
データベースというのは、その中にデータが適当に入れてあるわけではありません。データベースプログラムでは、それぞれのデータベースが名前で管理されており、使用するデータベースに接続して使うようになっています。

・テーブル
各データベースには「テーブル」と呼ばれるものが用意されます。これは、保管するデータの名前や値の種類などをひとまとめにしたものです。データベースでは、保管するデータは決まった形式で統一しておく必要があります。

例えば今回のメモなら「全データに割り振るID番号と、タイトルと、メモの内容」といったものを用意するとしましょう。となると、「ID」「タイトル」「メモ」という3つの項目からなるテーブルを作成し、このテーブルにデータを保管していくことになります。

・レコード(行)
テーブルに保管されるデータは「レコード」と呼ばれます。あるいは、表計算のスプレッドシートのように「行(Row)」と呼ばれたりもします。それぞれのレコードには、テーブルで定義された各項目の値が保管されます(これらは「フィールド」とか、「列(Column)」といいます)。

――データベースを使うということは、まずデータベースを用意し、そこにテーブルを作成し、その中にレコードを保管する、という形になることがこれでよくわかったことでしょう。

■今回作るテーブルについて

では、今回作成するテーブルについて整理しておきましょう。今回はメモを保管するテーブルを用意します。これには以下のようなフィールドを用意します。

ID――各レコードに割り振られるID番号です。これを使ってレコードを探したりします。
TITLE――メモのタイトルを記入するものです。
MEMO――メモの内容を保管するためのものです。

なお、SQLで実行する命令では、大文字と小文字は区別されません。ですから、IDはidでも同じです。この点は、あらかじめ頭に入れておいてください。

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