では、CakePHPのフォルダをWebサーバーの公開ディレクトリに入れ、Webサーバーを起動したら、実際にアクセスをしてみましょう。例えば、公開ディレクトリに「cake2」というフォルダ名にして入れた場合、アドレスは以下のようになります。

http://localhost/cake2/

アクセスすると、どのように表示されたでしょうか。いくつもの赤や黄色、緑のメッセージが表示されたはずです。これは信号と同じで緑は「問題なし」、黄色は「注意」、そして赤は「ダメ」という意味です。

まず、一番上にある２つの赤いメッセージについてです。以下のように書かれていますね。

Please change the value of 'Security.salt' in 
app/Config/core.php to a salt value specific to your application

Please change the value of 'Security.cipherSeed' in 
app/Config/core.php to a numeric (digits only) seed value specific to your application 

これらは、「セキュリティソルト」と「セキュリティシード」というものに関する警告です。要するに、「デフォルトのままだと安全じゃないから変えなさい」という警告ですので、インストールに失敗しているとか、何かトラブっているわけではありません。安心してください。（これらの設定については、今は知らなくてOKです。いずれプログラムを作成するようになってから説明します）

続いて、一番下の方に黄色のメッセージがあることでしょう。こういうものです。

Your database configuration file is NOT present.

これは、「データベースの設定がないよ」という注意です。これは、実際にデータベースを使うようになるまでは不要なので無視してかまいません。

これ以外のものがすべて緑で、特にエラーメッセージらしいものが表示されていなければ、正常にCakePHPは動いています。では、次回から、実際にプログラムを作っていくことにしましょう！