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Google Apps Scriptプログラミング [中級編]:

Charts Servicesによるデータテーブルとチャートの利用 (1/6)

作成:2011-09-26 08:44
更新:2011-09-26 08:44
■Charts Servicesのデータテーブルとチャート
Google Apps Scriptに新たに追加された「Charts Services」は、文字通りチャートを作成するための機能を提供するものです。チャートは、データをもとにグラフ化したものですから、当然ですが「元になるデータ」というものも扱うことが出来なければいけません。

Charts Servicesでは、これらは「DataTable」と「Charts」というオブジェクトとして用意されています。これらは、それぞれいかのようなものです。

DataTable――データを管理するためのものです。ここで元になるデータを作成します。
Charts――チャートを扱うための機能を提供します。ここから利用するチャートの種類のオブジェクトを生成し処理をします。

DataTableは、データを管理するものですので、これ1つの使い方を覚えればそれで終わりです。これに対し、チャートは、1つだけでなくさまざまな種類が用意されています。棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなど、グラフの種類ごとに各種のオブジェクトが用意されているのです。そこで、Chartsオブジェクトから利用するチャートのオブジェクトを生成し、それを使ってグラフ化を行うようになっているのです。

実は、データを扱うDataTableオブジェクトも、Chartsから生成されるのです。ですから、「Chartsオブジェクトがすべての源」と考えてよいでしょう。ここから、まずDataTableを作成してデータを用意し、それからチャートのオブジェクトを作ってチャートの作成をする、という形で考えるとよいでしょう。

用意されているチャートのためのオブジェクトとしては、現時点で以下のようなものがあります。

AreaChartBuilder――面(領域)グラフ生成のためのもの
BarChartBuilder――横棒グラフ生成のためのもの
ColumnChartBuilder――――縦棒グラフ生成のためのもの
LineChartBuilder――折れ線グラフ生成のためのもの
PieChartBuilder――円グラフ生成のためのもの
ScatterChartBuilder――散布図表作成のためのもの

いずれも「○○Builder」という名前がついていますね。これは、実は「チャートそのもの」ではなく、チャートを生成するためのオブジェクトなのです。それでこういう名前になっているのですね。そしてこれらを作成し、チャートに必要な設定などを行ったところで、実際のチャートのオブジェクトである「Chart」というものを生成し、利用するのです。

(更にいえば、実はDataTableも、実際にChartsで作成するのは「DataTableBuilder」というオブジェクトなのです)

これらは、基本的な部分は同じですが、チャートの性質に応じて多少の機能の違いがあります。それぞれの使い方を個別に覚えていくつもりでいるとよいでしょう。


※GoogleドキュメントとTableとの関係

Googleドキュメントには、新たに「Table」というものが追加されました。これはデータベースとしてデータを管理し、それをチャート化するもので、ちょうどCharts Servicesで提供する機能と重なっています。

現時点では、このGoogleドキュメントのTableにアクセスするためのAPIはGoogle Apps Scriptに用意されていません。したがって、Tableのドキュメントを利用することはできないようです。ただし、Google Apps Scriptは日々機能強化され続けていますから、いずれ何らかの形でスクリプトから利用できるようになることでしょう。今後の対応をチェックしておきましょう。


 

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