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初心者のためのWindows Phoneプログラミング入門

プロジェクトの中身を調べよう (1/6)

作成:2011-08-29 08:46
更新:2011-08-29 08:46

■プロジェクトのファイル構成について

さて今回は、作成されたプロジェクトについて、詳しく見ていくことにしましょう。まずは、前回作成したプロジェクトにどのようなファイル類が用意されているのかチェックしてみることにします。主なものをざっと整理すると、以下のようになるでしょう。

・「Properties」フォルダ内
AppManifest.xml――アプリのマニフェストファイル。アプリに関する諸設定情報が記されている。
AssemblyInfo.cs――生成されたアセンブリに埋め込まれる情報のファイル。
WMAppManifest.xml――Silverlightアプリに関するマニフェストファイル。

App.xaml――アプリに関するリソースなどの情報が記してある。
App.xaml.cs――アプリのソースコード。アプリであるApplicationクラスの定義。

MainPage.xaml――画面に表示されるメインページの表示が記してある。
MainPage.xaml.cs――メインページのソースコード。ページであるPhoneApplicationPageクラスの定義。

この他、アイコンデータなどのjpgファイルや、ライブラリ設定の「References」などがありますが、アプリ開発に関するファイルとしてはざっと上記のものと考えていいでしょう。

Properties」フォルダの中には、アプリケーションに関する各種の設定情報を記述したものが用意されます。実際のアプリの具体的な内容は、xamlファイルとcsファイルで定義されます。

注意が必要なのは、csファイルでしょう。これはC#のソースコードが記述されたファイルですが、Solution Explorerでプロジェクトを見た限りは、「あれ? MainPage.xamlはあるけど、MainPage.csはないぞ?」と思うかも知れません。

実は、csファイルは、xamlファイルを展開するとその中に表示されるようになっているのです。xamlファイルの左側にある△をクリックすると、その中にあるcsファイルが表示されます。これをダブルクリックして開けば、csファイルの編集が行えるようになります。

xamlファイルとcsファイルのセットは2つあります。「App」がアプリケーションに関するもので、「MainPage」は、最初に画面に表示されるペインページに関するものになります。Appはアプリケーションの初期化処理などを行うもので、実際に画面に表示される内容についてはMainPage側が担当します。

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