libro
www.tuyano.com
初心者のためのGoogle Apps Scriptプログラミング入門

Googleサイトにアクセスする (2/6)

作成:2011-07-25 08:58
更新:2011-11-04 16:50

■Siteオブジェクトで新しくサイトを作る

では、順にオブジェクトを使っていきましょう。まずは、SitesAppSiteオブジェクトからです。サイトをスクリプトから利用するには、まずこれらのオブジェクトを使って、Webサイトに関する情報や機能を呼び出してやることになります。

○Siteオブジェクトの取得
変数 = SitesApp.getSite( 名前 );
変数 = SitesApp.getSite( ドメイン, 名前 );
変数 = SitesApp.getSiteByUrl( アドレス );

変数 = SitesApp.getSites();
変数 = SitesApp.getSites( 開始位置, 取得数 );
変数 = SitesApp.getSites( ドメイン );
変数 = SitesApp.getSites( ドメイン, 開始位置, 取得数 );
getSite/getSiteByUrlは、引数に指定した値を元に、そのサイトを扱うためのSiteオブジェクトを取得します。getSitesは、引数に指定した条件に合致するSiteオブジェクトの配列を取得します。

○Siteの生成
変数 = SitesApp.createSite( ドメイン, 名前, タイトル, 説明 );

○Siteのコピー
変数 = SitesApp.copySite( ドメイン, 名前, タイトル, 説明, テンプレート );

サイトを作成するためのメソッドは2つあります。1つは新たに生成するためのcreateSite、もう1つは既にあるサイトをコピーして作るcopySiteです。いずれも、作成するドメイン、サイトの名前、タイトル、説明のテキストなどを指定します。またコピーする場合は、テンプレートとなるサイトのSiteオブジェクトを指定します(これにより、このテンプレート指定されたサイトをコピーして新しいサイトを作ります)。

作成されたSiteオブジェクトには、さまざまなメソッドが用意されていますが、とりあえずは「サイトに関する情報を取得する」ためのものについていくつか挙げておきましょう。いずれも、基本的にテキストを値として利用するものになります。

・サイト名を得る
変数 =《Site》.getName();

・タイトルの利用
変数 =《Site》.getTitle();
《Site》.setTitle( タイトル );

・説明の利用
変数 =《Site》.getSummary();
《Site》.setSummary( 説明テキスト );

では、ごく簡単な例を下にあげておきましょう。ここでは「mysamplesite」という名前のサイトを作成し、その基本的な情報をログ出力しています。これはサンプルとして筆者のドメインにサイトを作っていますが、★マークのドメイン名はそれぞれのドメインに書き換えて実行してください。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

function createSite(){
	var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
	var site = null;
	try {
		site = SitesApp.getSite("example.com","mysamplesite");	 //★
	} catch(e){
		site = SitesApp.createSite("tuyano.com", "mysamplesite", "Sample!", "This is My Sample Site.");
	}
	Logger.log(site.getName());
	Logger.log(site.getTitle());
	Logger.log(site.getOwners());
	Logger.log(site.getSummary());
	Logger.log(site.getUrl());
}

※関連コンテンツ

「初心者のためのGoogle Apps Scriptプログラミング入門」に戻る