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初心者のためのGoogle Apps Scriptプログラミング入門

フォームとウェブアプリケーション (6/7)

作成:2011-06-29 08:09
更新:2011-07-06 09:28

■GUI ビルダーからのフォームの利用

続いて、GUI ビルダーで作成した各種の入力用コンポーネントの値を受け取り処理する場合について考えてみましょう。HTMLでは、こうした場合、フォームを設置してサーバに送信し処理します。これも、ちゃんとサポートされています。

まずは、GUI ビルダーにフォームを設置しましょう。GUI ビルダーでは、フォームを設置するための部品として「Form Panel」というものが用意されています。これは文字通り「パネル」の部品で、これ自体は具体的なGUIとして機能はしません。これを設置し、この中に入力用のコンポーネントを配置すると、それをフォームとしてサーバに送信することができるようになるのです。

ということは、このパネルを配置して中にいろいろ部品を置けばいいんだな、と思うでしょう。が、実はForm Panelには、1つしか部品は組み込めないのです。1つでは、送信ボタン1個入れたらおしまいで、とてもまともなフォームは作れません。一体、どういうことか?というと、これはつまり「レイアウト用の部品を入れて、その中にそれぞれの部品を配置する」ということなのです。

Gui ビルダーには、部品をレイアウトするためのパネルがいろいろと用意されています。以下のようなものですね。これらは、そのパネルの中に組み込んだ部品を、指定のやり方で配置していく働きを持ちます。

Flow Panel――部品を横に並べます。並びきれないときは、自動的に改行します。
Vertical Panel――部品を縦に並べます。
Absolute Panel――部品をそれぞれ座標指定して配置します。

とりあえず、この3つのいずれかをForm Panelに組み込み、その中に送信するためのコンポーネントを配置すればいい、というわけです。ここでは簡単な例として、以下の2つの部品を配置しておきましょう。

Text Box――テキスト入力用の部品ですね。IDと名前を「strBox1」としておきます。
Submit Button――送信ボタンです。フォームの送信は、普通のButtonではなく、Submit Buttonを使います。配置したら、適当なテキストを設定しておきましょう。

フォーム関連はこれでいいでしょう。この他、フォーム以外のところに、メッセージを表示するためのLabelを1つ配置しておきましょう。これは「aMsgLabel」というIDにしておいてください。

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