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初心者のためのGoogle Apps Scriptプログラミング入門

フォームとウェブアプリケーション (1/7)

作成:2011-06-29 07:55
更新:2011-06-29 07:55

■フォームの利用

Google Apps Scriptというのは、「単なるスプレッドシートのマクロではない」と最初にいいました。が、スプレッドシートそれ以外のGoogleのサービスを使わずスプレッドシートだけで利用している限りはマクロ以外のことはできない……。そう割り切っている人もいるかも知れません。

が、それは間違いです。スプレッドシートをベースにしてGoogle Apps Scriptが組み立てられているのは、スプレッドシートが「さまざまなデータを管理するためのもの」であるからでしょう。プログラムを作成する場合、なにより考えなければならないのは「データの管理」です。本格的なプログラムを作成することを考えたとき、「スプレッドシートと連携する」というのはデータ管理という点でもっとも適した選択だったのでしょう。

スプレッドシートは、そうした「データ管理のためのデータベース的な位置づけ」がされています。汎用的なプログラムを作成し、そのデータをスプレッドシートに管理させる、そういう考え方なのですね。

そうした「スプレッドシートをデータの管理に使う、汎用的なプログラム」として、スプレッドシートに標準で用意されているのが「フォーム」です。フォームは、さまざまな情報を入力し送信するフォームを自動生成し、送られたデータをシートで管理する、スプレッドシートの機能です。

このフォーム自体は、Google Apps Scriptのスクリプトを書かなくても利用することができます。――スプレッドシートを開き、<ツール><フォーム><フォームを作成>メニューを選んでください。新しいウインドウが現れ、そこでフォームのデザインが行えるようになります。

このフォームは、一番上にタイトルと説明文があり、その下には質問のアイテムを必要なだけ並べた形になっています。アイテムは、上にある「アイテムを追加」ボタンで新たに追加できます。また作成されたアイテムは、そのアイテムを選択すると右側に現れる鉛筆アイコンのボタンをクリックすることで編集できるようになります。

質問のアイテムは、いくつかの要素の組み合わせで構成されています。用意されている要素は以下のようなものです。

質問のタイトル――文字通り、タイトルです。「質問その1」というようにタイトルを指定します。このタイトルは、後述しますがスプレッドシートでデータを管理するのにも用いられます。

補足文――質問の説明文です。ここに具体的な質問の内容が記述されます。

質問の形式――回答の入力方法を指定します。「テキスト」なら、テキストを入力して回答します。この他、「段落テキスト(複数行のテキスト)」「ラジオボタン」「チェックボックス」「リストから選択」「スケール」「グリッド」といったものが用意されています。形式に応じて、その下に表示される解答欄が変化します。

この質問を必須にする――チェックをONにすると、回答を入力しないとフォームを受け付けないようになります。

実際に、適当に質問を作ってみてください。今回は、後でフォームを利用する関係上、質問のタイトルは、それぞれ「質問1」「質問2」「質問3」としておいてください。それ以外は好きに設定してかまいません。

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