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JavaScript/Ajaxライブラリ入門

Google Feed API (1/8)

作成:2011-06-08 08:14
更新:2011-06-08 19:47

■Google Feed APIの基本を覚える

Webの世界では、さまざまな情報が日々公開されています。新たに公開された情報をいち早く取得するために、Webサイトではさまざまな更新情報の配布を行っています。こうしたものの中でも、もっとも広く浸透しているのが「RSS」や「Atom」と呼ばれるXMLデータを使った方法でしょう。

RSSは「RDF Site Summary」の略で、RDFResource Description Framework)という形式で更新情報をまとめるフォーマットです。また「Atom」も、RSSと同様にXMLを使ってデータを配布するために考案されたフォーマットです。こうしたXMLデータから必要なデータを取り込むためには、データの構造を解析して必要なものを取り出すような仕組みを考えなければいけません。これは、すべて自分でつくろうとするとなかなかに大変です。

こうした処理を行うための機能を提供してくれるのが、Google Feed APIです。これは、Google AJAX APIの一つとして提供されています。Google AJAX APIは、JavaScriptのさまざまなライブラリをネットワーク経由で配布するための仕組みを持っており、Google Feed APIもそのライブラリとして利用できるようになっています。

従って、これを利用するためには、まず「Google AJAX APIはどう使うか」を理解しておかないといけません。Google AJAX APIは、以下のようにして利用します。

・利用に必要なタグ
<script src="http://www.google.com/jsapi"></script>
まず、Google AJAX APIを利用するためのライブラリを読み込む<script>タグが必要です。これは、上記のように、http://www.google.com/jsapisrcに指定してロードします。このライブラリは、「Google Loader」と呼ばれるライブラリロードのための機能が記述されています。Google AJAX APIのライブラリを利用するのに必要なライブラリは、これ1つだけです。

・必要なライブラリのロード
<script type="text/javascript">
google.load("feeds", "1");
</script>
読み込んだGoogle Loaderを使い、利用したいライブラリをロードします。これは、「google.load( ライブラリ名 , バージョン );」というような形で呼び出します。

Google Feed APIの場合、ライブラリ名は"feeds"、バージョンは2011年6月時点で"1"となります。これで、Google Feed APIのライブラリがロードされます。後は、読み込んだライブラリの機能を使ってRSS/Atomフィードを読み込む処理をすればいいわけですね。

ただし! ここで一つ、しっかりと頭に入れて置かなければならないことがあります。それは、「google.loadメソッドは、Ajaxを使い、非同期にライブラリを読み込む」という点です。これを踏まえて、次に進みましょう。

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