Google Apps Scriptの基本を覚える (1/7)
作成:2011-06-15 09:15
更新:2011-07-14 10:54
更新:2011-07-14 10:54
■Google Apps Scriptって、なに?
というわけで、Google Apps Scriptの入門を開始していくわけですが、まず最初に「Google Apps Scriptとは一体ナニモノか?」ということから話を始めていきましょう。
「Google Appsナントカ」という名前は、最近になってよく耳にする(目にする?)ようになりました。Google Apps。Google Apps Script。Google App Engine。なんだか似たようなものがいろいろありますが、これらはすべて違うものです。
Google Apps――Googleが提供する統合オンラインアプリケーションです。Gmail、Googleカレンダー、Googleドキュメントなどのサービスを独自ドメインで統合的に提供する有料サービスです。
Google Apps Script――これが今回説明していくものですね。GoogleのサービスをJavaScriptによるスクリプトで操作するためのスクリプト環境です。これは、実はGoogle Appsとは直接関係ありません。
Google App Engine――Googleのサーバー環境を使い、Webアプリケーションを開発するためのものです。Google Appsとはまったく関係ありません。
ここできっちり頭に入れておいて欲しいのは、「Google Apps Scriptは、Google Appsとは関係ないもの」という点です。当初、Google Appsのみで利用できるようにサービスが開始された(それでGoogle Apps Scriptという名前になった……かも)のですが、その後、この機能は解放され、Google Apps利用者でなくても、Googleアカウントを持ち、Googleドキュメントやその他のサービスを利用している者なら誰でも利用できるようになりました。
従って、「Google Appsを利用してないから使えない」とか「Google Apps利用者でないと意味ない」といった考えはまったくの間違いです。
また、もう1点、きっちり頭に入れておいて欲しいのは、「これはGoogleの提供するサービス全体を統合的に利用するものだ」という点です。Google Apps Scriptを知っている人でも、その多くは「Googleドキュメントに用意されているマクロみたいなもの」と思っているようです。が、これは「Googleドキュメント専用」ではありません。Google Apps Scriptに対応するGoogleのサービスは日を追うごとに広がっており、2010年6月現在ではGoogleが提供する主要サービスのほぼすべてで利用できるようになっています。
ただし、Googleドキュメントのスプレッドシートからスクリプトエディタなどを起動しますし、データの保存や参照などはGoogleドキュメントのデータを利用するなど、両者が非常に密接な結び付きがあるのは確かです。本連載でも、基本的にはGoogleドキュメントの表計算からスクリプトエディタを開き、スクリプトを作成していきます。が、「他には使えない」と思い込まないでください。
というわけで、まずはGoogleアカウントを取得し、Googleドキュメントを使えるようにしておきましょう。既にGoogleドキュメントを使っている人は、それをそのまま利用します。
※Googleドキュメント
https://docs.google.com/?hl=ja
もう1つ、Google Apps Scriptを利用するに当たって理解しておきたいことがあります。それは、「Google Apps Scriptは、JavaScriptでスクリプトを書く」という点です。
Google Apps Scriptは、JavaScriptに、Googleのサービスを利用するためのさまざまなオブジェクトを追加したものです。「Google Apps Script」という独自のスクリプト言語があるわけではありません。ですから、「JavaScriptの基本を身につけており、スクリプトを書ける」だけの知識が必要です。「JavaScriptは、まだよくわからない」という人は、とりあえず下のリンクから入門記事にざっと目を通しておきましょう。
※初心者のためのJavaScriptプログラミング入門
http://libro.tuyano.com/index2?id=31001
「Google Appsナントカ」という名前は、最近になってよく耳にする(目にする?)ようになりました。Google Apps。Google Apps Script。Google App Engine。なんだか似たようなものがいろいろありますが、これらはすべて違うものです。
Google Apps――Googleが提供する統合オンラインアプリケーションです。Gmail、Googleカレンダー、Googleドキュメントなどのサービスを独自ドメインで統合的に提供する有料サービスです。
Google Apps Script――これが今回説明していくものですね。GoogleのサービスをJavaScriptによるスクリプトで操作するためのスクリプト環境です。これは、実はGoogle Appsとは直接関係ありません。
Google App Engine――Googleのサーバー環境を使い、Webアプリケーションを開発するためのものです。Google Appsとはまったく関係ありません。
ここできっちり頭に入れておいて欲しいのは、「Google Apps Scriptは、Google Appsとは関係ないもの」という点です。当初、Google Appsのみで利用できるようにサービスが開始された(それでGoogle Apps Scriptという名前になった……かも)のですが、その後、この機能は解放され、Google Apps利用者でなくても、Googleアカウントを持ち、Googleドキュメントやその他のサービスを利用している者なら誰でも利用できるようになりました。
従って、「Google Appsを利用してないから使えない」とか「Google Apps利用者でないと意味ない」といった考えはまったくの間違いです。
■Google Apps ScriptはGoogleドキュメント専用ではない!
また、もう1点、きっちり頭に入れておいて欲しいのは、「これはGoogleの提供するサービス全体を統合的に利用するものだ」という点です。Google Apps Scriptを知っている人でも、その多くは「Googleドキュメントに用意されているマクロみたいなもの」と思っているようです。が、これは「Googleドキュメント専用」ではありません。Google Apps Scriptに対応するGoogleのサービスは日を追うごとに広がっており、2010年6月現在ではGoogleが提供する主要サービスのほぼすべてで利用できるようになっています。
ただし、Googleドキュメントのスプレッドシートからスクリプトエディタなどを起動しますし、データの保存や参照などはGoogleドキュメントのデータを利用するなど、両者が非常に密接な結び付きがあるのは確かです。本連載でも、基本的にはGoogleドキュメントの表計算からスクリプトエディタを開き、スクリプトを作成していきます。が、「他には使えない」と思い込まないでください。
というわけで、まずはGoogleアカウントを取得し、Googleドキュメントを使えるようにしておきましょう。既にGoogleドキュメントを使っている人は、それをそのまま利用します。
※Googleドキュメント
https://docs.google.com/?hl=ja
もう1つ、Google Apps Scriptを利用するに当たって理解しておきたいことがあります。それは、「Google Apps Scriptは、JavaScriptでスクリプトを書く」という点です。
Google Apps Scriptは、JavaScriptに、Googleのサービスを利用するためのさまざまなオブジェクトを追加したものです。「Google Apps Script」という独自のスクリプト言語があるわけではありません。ですから、「JavaScriptの基本を身につけており、スクリプトを書ける」だけの知識が必要です。「JavaScriptは、まだよくわからない」という人は、とりあえず下のリンクから入門記事にざっと目を通しておきましょう。
※初心者のためのJavaScriptプログラミング入門
http://libro.tuyano.com/index2?id=31001
(by. SYODA-Tuyano.)
※プログラムリストが表示されない場合
AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。
※関連コンテンツ
「初心者のためのGoogle Apps Scriptプログラミング入門」に戻る