制御構文をマスターしよう! (1/5)
作成:2011-02-01 13:20
更新:2011-02-01 13:20
更新:2011-02-01 13:20
■条件分岐の基本「if」文
プログラミングを勉強する王道としては、「値と変数」の次は「制御構文」となるでしょう。制御構文というのは、プログラムの流れを制御するための仕組みです。これを覚えることで、「ただ用意された計算や命令をずらずらっと実行しておしまい」という単純なものから、「状況に応じて実行する処理を変更したり何度も繰り返して実行させたりする」ということが可能になります。
この制御構文は、大きく分けると「条件分岐」と「繰り返し」の2つに整理できます。そう、たった2つ。この2つがわかれば、プログラムの制御は完全に行えるようになります。どんなに複雑なプログラムでも、その中身は、この2種類の制御構文の組み合わせですべて記述されているんです。
では、「条件分岐」から説明しましょう。条件分岐は2種類の構文があります。一番基本となるのは「if」文と呼ばれるものです。これは以下のような形をしています。
◯if文の基本形
正しい時と正しくない時、それぞれで実行できる処理は「1つ」のみです。――なんていうと「そんなんじゃ何もできないよ」と思うかも知れませんね。でも、ご安心を。文法上はそうなのですが、C言語には「複数の文をひとまとめにする」ための書き方もちゃんと用意されています。それは{}記号です。これを使って、
この制御構文は、大きく分けると「条件分岐」と「繰り返し」の2つに整理できます。そう、たった2つ。この2つがわかれば、プログラムの制御は完全に行えるようになります。どんなに複雑なプログラムでも、その中身は、この2種類の制御構文の組み合わせですべて記述されているんです。
では、「条件分岐」から説明しましょう。条件分岐は2種類の構文があります。一番基本となるのは「if」文と呼ばれるものです。これは以下のような形をしています。
◯if文の基本形
if ( 条件 )「if」の後に、条件となるものを()で用意し、その条件が正しいか否かによって実行する処理が変わります。正しければ、その後にある処理を実行し、正しくなければ、「else」以降にある処理を実行します。ただし、else以降は必要なければ省略することもできます(この場合は、正しくないときは何も実行しません)。
実行する処理1
else
実行する処理2
正しい時と正しくない時、それぞれで実行できる処理は「1つ」のみです。――なんていうと「そんなんじゃ何もできないよ」と思うかも知れませんね。でも、ご安心を。文法上はそうなのですが、C言語には「複数の文をひとまとめにする」ための書き方もちゃんと用意されています。それは{}記号です。これを使って、
if ( 条件 ){こんな具合に書けば、いくらでも処理を記述することができます。――では、下のリスト欄に簡単な利用例をあげておきましょう。これは、変数nの値が偶数か奇数かを調べるものです。nの値をいろいろと書き換えて試してみてください。偶数だと「even number」、奇数だと「add number」と出力されますよ。
実行する処理1
} else }
実行する処理2
}
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
#include <stdio.h> int main (int argc, const char * argv[]) { int n = 12345; if (n % 2 == 0) { printf("%i is even number.",n); } else { printf("%i is odd number.",n); } return 0; }
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