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Objective-C初心者のためのC言語超入門

まずはプロジェクト作成からビルドまで! (2/5)

作成:2011-01-31 11:09
更新:2011-03-23 17:06

■XcodeとiOS SDKをインストールしよう!

というわけで、さっそくC言語を勉強していきましょう。そもそもC言語というのは……という能書きは、すっぱり忘れてください。別にそんなもの、知らなくても死にはしません。C言語がどういう言語か。そんなものは実際触ってみなけりゃ、いくら口でいったってわかるわけがありません。というわけで、すぐさま触ってみましょう。

まずなにより必要となるのは、「Objective-Cのプログラミングをするための環境」です。これは、Mac OS Xに標準で「Xcode」という開発環境が用意されているので、これをインストールして下さい。ただし! iphoneなどの開発には、「iOS SDK 4.2」以降のものが必要になります。これは、Mac OS X 10.6以降の「Xcode 3.2」以降についてきます。アップルの開発者向けサイトでも配布されていますが、やっぱり10.6以降でないと動きません。ですので、それ以前のバージョンの人は、まずMac OS Xのバージョンアップからはじめてください。

XcodeとiOS SDK(iOSの開発に必要なソフトウェア)の最新版は、「Xcode 4」というものです。今までは無料で配布されていましたが、この4からはApp Storeにて600円で配布されています。このバージョンからは、Xcode本体と、GUIのデザインツール(Interface Builderというもの)が統合され、非常に使いやすい環境となっています。App Storeを起動し、「xcode」で検索すれば、すぐにプログラムは見つかります。

が! 「え〜〜っ、ちょっと試しに使ってみたいだけなのに、金とるのぉ?」という人もきっと多いはずです(なにしろ、私がそうだから)。そういう人のために「タダでXcodeを使う方法」を説明しておきましょう。別に違法でもなんでもありません。有料になる前の、1つ古いバージョンを使えばいいのです。

Xcodeは、アップルの「Developer Center」というところで配布されています。これは技術者向けの情報サイトで、この中の「iOS Developer Center」というところで、iOS向けの情報が公開されています。ここから、最新のXcode & iOS SDK(両方がワンパックになってます)が配布されています。アドレスは以下になります。

https://developer.apple.com/devcenter/ios/index.action

ただし! ここにアクセスするためには、Developer Centerの会員登録をしないといけません。登録そのものは無料ですので、iOSやMac OS Xの開発をやってみたいなら登録をしておきましょう。

http://developer.apple.com/programs/register/

ここから「Get Started」のボタンを押して、あなたのApple IDを登録してください。これでApple Developerとして登録されます。こうして開発者登録したら、先ほどのページから最新のXcodeをダウンロードし、インストールをしましょう。最新のXcodeとは違いますが、Mac OS XやiOSのプログラムはこれでちゃんと開発できます。

よくわからなければ、Mac OS X 10.6にバンドルされているXcodeをそのままインストールしてもまったくかまいません。最新版でないと作れないわけではないですから。

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