クラスを作る! (2/7)
作成:2011-02-07 10:56
更新:2011-11-13 11:18
更新:2011-11-13 11:18
■クラスを作ろう
では、実際にクラスを作ってみましょう。クラスを作成するには、Xcodeの<File><New><New File...>メニューを選びます。これで新規ファイルの種類を選ぶダイアログシートが現れます。
1. テンプレート選択
ここで「Mac OS X」内の「Cocoa」という項目を選択し、右側にあるアイコンから「Objective-C class」を選択してください。これがObjective-Cのクラスを作成するための項目です。
2. オプションの設定
次に進むと、以下のような項目が現れますので、それぞれ設定します。
Class――クラスの名前を入力します。ここでは「MyTestClass」としておきましょう。
subclass of――継承という機能に関するものです。これは「NSObject」と入力してください。(右端の▼をクリックするとポップアップして項目が現れるので、ここから選んで入力できます)
3. ファイルの生成
次の画面に進むと、保存のダイアログが現れます。ここで以下のような項目が表示されるので、それぞれ設定を行います。
保存場所――保存する場所です。プロジェクトが選択されている場合は、そのプロジェクトのフォルダが選択されているはずです。
Group――プロジェクトの追加するグループ(フォルダ)を指定します。「MyObjCApp」プロジェクトが選択されているはずです。
Target――プログラムのビルドと実行に関する設定のことです。これはデフォルトで「MyObjCApp」というようにプロジェクト名と同じ項目が表示されているはずです。そのチェックがONになっているのを確認して下さい。
これで完了すれば、クラスのソースコードファイルが生成されます。「Source」フォルダを見ると、以下の2つのファイルが追加されていることがわかるでしょう。
MyTestClass.h――これは「ヘッダーファイル」というものです。クラスの定義が記述されているところになります。
MyTestClass.m――こちらが「実装ファイル」です。ここに、クラスの具体的な内容が記述されます。
先に、クラスは「ヘッダー」部分と「実装」部分から構成されている、といいましたね。それが、このように2つのファイルとして用意されているのだ、と考えるとよいでしょう。――では、それぞれのファイルがどうなっているのか見てみましょう。
下にあげたソースコードが、デフォルトで生成されている内容です。先に、ヘッダーは@interface〜@endという形で、実装は@implementation〜@endという形で、それぞれ記述するということを説明しましたね。ここでは、クラス定義と実装の基本形だけが記述されていることがわかります。
また、ヘッダーの冒頭には、#import <Foundation/Foundation.h>という文がありますね。これは、「Foundation」というフレームワークの機能を取り込むためのものです。このFoundationは、Objective-Cの基本機能がまとめられたもので、Objective-Cを使う際には必ずこれをimportしておく、と考えてください。
今の段階では、まだ何も用意されていない、「空っぽのクラス」が用意されています。これに、必要なものを追加してく、というわけです。
1. テンプレート選択
ここで「Mac OS X」内の「Cocoa」という項目を選択し、右側にあるアイコンから「Objective-C class」を選択してください。これがObjective-Cのクラスを作成するための項目です。
2. オプションの設定
次に進むと、以下のような項目が現れますので、それぞれ設定します。
Class――クラスの名前を入力します。ここでは「MyTestClass」としておきましょう。
subclass of――継承という機能に関するものです。これは「NSObject」と入力してください。(右端の▼をクリックするとポップアップして項目が現れるので、ここから選んで入力できます)
3. ファイルの生成
次の画面に進むと、保存のダイアログが現れます。ここで以下のような項目が表示されるので、それぞれ設定を行います。
保存場所――保存する場所です。プロジェクトが選択されている場合は、そのプロジェクトのフォルダが選択されているはずです。
Group――プロジェクトの追加するグループ(フォルダ)を指定します。「MyObjCApp」プロジェクトが選択されているはずです。
Target――プログラムのビルドと実行に関する設定のことです。これはデフォルトで「MyObjCApp」というようにプロジェクト名と同じ項目が表示されているはずです。そのチェックがONになっているのを確認して下さい。
■生成される2つのファイル
これで完了すれば、クラスのソースコードファイルが生成されます。「Source」フォルダを見ると、以下の2つのファイルが追加されていることがわかるでしょう。
MyTestClass.h――これは「ヘッダーファイル」というものです。クラスの定義が記述されているところになります。
MyTestClass.m――こちらが「実装ファイル」です。ここに、クラスの具体的な内容が記述されます。
先に、クラスは「ヘッダー」部分と「実装」部分から構成されている、といいましたね。それが、このように2つのファイルとして用意されているのだ、と考えるとよいでしょう。――では、それぞれのファイルがどうなっているのか見てみましょう。
下にあげたソースコードが、デフォルトで生成されている内容です。先に、ヘッダーは@interface〜@endという形で、実装は@implementation〜@endという形で、それぞれ記述するということを説明しましたね。ここでは、クラス定義と実装の基本形だけが記述されていることがわかります。
また、ヘッダーの冒頭には、#import <Foundation/Foundation.h>という文がありますね。これは、「Foundation」というフレームワークの機能を取り込むためのものです。このFoundationは、Objective-Cの基本機能がまとめられたもので、Objective-Cを使う際には必ずこれをimportしておく、と考えてください。
今の段階では、まだ何も用意されていない、「空っぽのクラス」が用意されています。これに、必要なものを追加してく、というわけです。
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
※ヘッダーファイル(MyTestClass.h) #import <Foundation/Foundation.h> @interface MyTestClass : NSObject { } @end ※実装ファイル(MyTestClass.m) #import "MyTestClass.h" @implementation MyTestClass @end
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