関数をマスターしよう (1/5)
作成:2011-01-24 08:23
更新:2017-06-03 14:02
更新:2017-06-03 14:02
■関数ってなに?
スクリプトというのは、同じような処理を何度も行うことが多いものです。その度に、いちいち同じようなスクリプトを何度も書くのはとても面倒です。こうした「決まりきった処理」を、いつでもどこからでも呼び出せるようにするのが「関数」です。
例えば、下に上げたサンプル(1)のような例を考えてみましょう。変数に名前を入れて、「Hello, ◯◯.How are you?」と出力するスクリプトです。これ、同じようなテキストを出力するのに同じようなprint文を何度も書かないといけません。なんだか、とてもバカバカしいですね?
※サンプル(1)
こうしたときに「関数」が役立ちます。サンプル(2)は、関数を使って書きなおしたものです。最初に、決まった形で出力する関数を用意しておけば、あとは「showMsg("Taro")」というようにしていつでも呼び出せます。呼び出すだけで、指定した形でのメッセージが表示されるのです。
※サンプル(2)
ここでは短いメッセージを表示するだけですが、もっともっと複雑な処理になると「1回、スクリプトを書いておけば、それがいつでも呼び出して実行できる」というのはとても便利なことがわかるでしょう。
この関数というもの、実はすでに皆さんは使っています。値を出力する「print」がそうです。Pythonには標準でたくさんの機能が用意されていますが、その多くは「関数」として用意されているのです。
例えば、下に上げたサンプル(1)のような例を考えてみましょう。変数に名前を入れて、「Hello, ◯◯.How are you?」と出力するスクリプトです。これ、同じようなテキストを出力するのに同じようなprint文を何度も書かないといけません。なんだか、とてもバカバカしいですね?
※サンプル(1)
a = "Taro"
b = "Hanako"
c = "Ichiro"
print("Hello," + a + ".How are you?")
print("Hello," + b + ".How are you?")
print("Hello," + c + ".How are you?")
こうしたときに「関数」が役立ちます。サンプル(2)は、関数を使って書きなおしたものです。最初に、決まった形で出力する関数を用意しておけば、あとは「showMsg("Taro")」というようにしていつでも呼び出せます。呼び出すだけで、指定した形でのメッセージが表示されるのです。
※サンプル(2)
def showMsg(str):
print("Hello," + str + ".How are you?")
showMsg("Taro")
showMsg("Hanako")
showMsg("Ichiro")
ここでは短いメッセージを表示するだけですが、もっともっと複雑な処理になると「1回、スクリプトを書いておけば、それがいつでも呼び出して実行できる」というのはとても便利なことがわかるでしょう。
printも関数?
この関数というもの、実はすでに皆さんは使っています。値を出力する「print」がそうです。Pythonには標準でたくさんの機能が用意されていますが、その多くは「関数」として用意されているのです。
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
※サンプル(1) a = "Taro" b = "Hanako" c = "Ichiro" print("Hello," + a + ".How are you?") print("Hello," + b + ".How are you?") print("Hello," + c + ".How are you?") ※サンプル(2) def showMsg(str): print("Hello," + str + ".How are you?") showMsg("Taro") showMsg("Hanako") showMsg("Ichiro")
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