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初心者のためのSwiftプログラミング入門

配列と辞書 (5/5)

作成:2014-09-20 21:06
更新:2014-09-20 21:06

■辞書を活用するためのメソッド

辞書も、配列と同様にオブジェクトですので、プロパティやメソッドを持っています。それらを呼び出すことで辞書の内容を操作することができます。ただし配列と異なり、辞書はキーを指定して簡単に新しい値を追加できるので、値の挿入関係はありません。


●指定したキーの値を削除する
辞書 . removeValueForKey( キー )

●すべての値を削除する
辞書 . removeAll()

●キーの値をまとめて取り出す
変数 = 辞書 . keys

●保管されている値をまとめて取り出す
変数 = 辞書 . values

●要素数を得る
変数 : Int = 辞書 . count

これらの中でちょっと頭に入れておきたいのが「keys」と「values」でしょう。これらは、キーと値をまとめて保管するプロパティです。これらの返値はLazyBidirectionalCollectionという耳慣れないコレクションクラスのインスタンスなのですが、これはそのままfor-inで順に値を取り出すことができます。

下にそのサンプルを挙げておきます。辞書からkeysvaluesでそれぞれ値を取り、それらをfor-inで出力しています。保管されているキーと値が一覧表示されるのがわかるでしょう。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

var data:[String:Int] = ["国語":98,"数学":76,"英語":54]
let keys = data.keys
let vals = data.values
for key in keys {
    println(key)
}
for val in vals {
    println(val)
}

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