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初心者のためのJava SEプログラミング入門

基礎知識再び! (2/4)

作成:2010-01-14 15:56
更新:2011-10-11 12:05

■Javaの変数について

次に、変数についてもう少し理解を深めることにしましょう。とりあえず今までは「int」「String」という型だけ使ってきましたが、他にもたくさん型があります。


byte」型――8bitの大きさの大きさの整数。つまり-128~127までしか使えない。
short」型――16bitの大きさ。-32868~32767まで使える。
int」型――32bitの大きさ。2 ^ 32乗を計算して、半分がマイナス。
long」型――64bitの大きさ。intの倍だね。
float」型――32bitの大きさ。ただしこちらは浮動小数が扱える。
double」型――64bitの大きさの浮動小数。floatの倍だ。
char」型――16bitの大きさ。1つのキャラクタ(文字)を入れておける。
boolean」--1bit。真偽を示す値。true/falseのいずれかの値になる。

特に数字に関係するものがたくさんありますが、こんなにたくさんある理由は、変数が使用するメモリサイズによる違いと考えてください。特に大きな数字を使う必要がなければ、メモリを節約することだけでなく、小さな変数を利用することでプログラムの速度が向上するのです。

けれど、現段階ではそこまで細かく考える必要はないでしょう。それに、変数の型が違うと、他の型の値と計算するときに型変換など面倒な操作が増えますから、特に問題がなければ、「数字ではint、文字列はString」と考えてしまってよいでしょう。

○配列とは?○
変数には、この他に「配列」というものもあります。これは変数の型というより、上に示した型の値をずらっと並べて一つに収めておける特別な入れ物だと考えればいいでしょう。この配列は、
《値の型》 [] 《配列名》;
このようにして定義します。そして実際に配列を作る時には、newを使い、
《配列名》 = new 《値の型》 [《数》];
このようにします。しかし、いちいち分けて書くのは面倒ですから、通常は1つにまとめて、
《値の型》 [] 《配列名》 = new 《値の型》 [《数》];
このように書くのが普通です。ちょっとわかりにくいかな?

では、例を上げましょう。例えば「int型の値を5つもてるような配列を作りたい」と思ったとしましょう。すると、
int [] hako = new int [5];
このようにすると配列「hako」が作成されるというわけです。作った配列の中の値を取り出すときは、例えば「hako [3]」というようにします。これで3番目の値が取り出せるというわけです。

まあ、配列というのは必要性が出てくるまでは深く考えなくてもいいでしょう。「そういう機能もある」とだけ頭に入れておけば十分です。

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