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Android開発ビギナーのためのJava超入門

クラスをもっと掘り下げる! (1/5)

作成:2010-12-23 11:15
更新:2010-12-23 11:15

■クラスを動かしてみるには?

それでは、前回作ったSyohizeiクラスを動かしてみましょう。まずは、先ほどのソースコードをテキストエディタ等で記述し、ファイルに保存する必要があります。これは、必ず「Syohizei.java」というファイル名にします。

Javaのソースコードファイルは、必ず「publicなクラス名.java」という形になります。さっきの例では、Syohizeiというpublicなクラスを作りましたから、「Syohizei.java」というファイル名になるわけです。

 Javaのプログラムを作って実行するには、「Java SE Development KitJDK)」という開発キットが必要です。これについては既に説明済みですね。ここでは、JDKが使えるようになっているという前提で、プログラムの作り方と実行の仕方をまとめておきましょう。どちらも「コマンドプロンプト」というアプリケーションを使います。

・プログラムの作り方
コマンドプロンプトを起動して、作成したプログラムリストのファイルがある場所に移動し、
javac ファイル名
と実行をします。今回の例なら、
javac Syohizei.java
と実行するわけです。

・プログラムの実行の仕方
同様にコマンドプロンプトで作られたプログラムファイルがある場所に移動し、
java クラス名
と実行をします。今回の例だと、Syohizei.classというファイルが作られているはずです。これがクラスのプログラムが保存されているファイル(クラスファイル)になります。これを実行するには
java Syohizei
と実行すればいいわけです。

Javaでは、ソースコードはjavacコマンドで「バイトコード」と呼ばれるものに変換されます。これは、Javaの仮想マシン(ソフトウェア的にエミュレートされたコンピュータ)というもので実行されるプログラムです。Javaは、こんな具合に、すべてのプログラムを「仮想マシンで動くプログラム」として作成します。(この仮想マシンが、JDKに用意されている「java.exe」というプログラムなのです)

実行するときは、この仮想マシンで動かすクラスを指定すると、仮想マシンを起動してそのクラスのプログラムが実行される、というわけです。

仮想マシンは、Javaの環境がインストールしてあれば同時に用意されます。別途ソフトをインストールする必要はありません。

――さて、実際にjavaコマンドを使って実行してみると、おそらくびっくりしたでしょう。なにしろ、動かないんですから。エラーが出て動いてくれないんです。一体、どうなってるんでしょうね?

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

public class Syohizei {
	public int price;
	
	public void setPrice(int n){
		price = n;
	}
	
	public double getZeikomi(){
		double kekka = price * 1.05;
		return kekka;
	}
}

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