Javaのプログラミングってどういうもの? (3/3)
作成:2010-12-23 10:15
更新:2010-12-23 10:15
更新:2010-12-23 10:15
■Javaプログラム作成の流れ
では、Javaの開発というのが、どのようにして行われていくのか、その流れについて説明をしていきましょう。
1.ソースコードファイルを作成する
Javaでは、プログラムのソースコード(プログラムのリストがズラズラ書かれたヤツのことです)は、「○○.java」というファイル名のテキストファイルとして作成をします。このファイル名は、実はきっちりとした決まりがあります。「クラス名.java」という形で名付けなければいけないのです。
「クラス名」というのは、そのソースコードで作る「クラス」の名前のことです。このあとで説明しますが、Javaでは、クラスというものを作って組み合わせながらプログラムを作っていきます。このクラスの名前によって、それを書いているソースコードファイルの名前が決まるようになっているのです。違った名前をつけてしまうと動きません。
2.クラスを定義する
ソースコードファイルに、プログラムを書いていきます。これは、今いった「クラス」というものの定義を書いていくのです。「このクラスはなんという名前で、どういう変数があって、どういう機能が用意してあるか、その機能は何をどう実行していくのか」といったことを書いていくのです。これが、Javaのプログラミングです。
3.プログラムをコンパイルする
作ったソースコードファイルは、「コンパイル」という作業をして、実際に動くプログラムに変換します。ソースコードというのは、人間がわかるように書かれたテキストです。これ自体は、コンピュータは理解できません。そこで、このテキストを、コンピュータが実行できる命令のカタマリに変換していく作業が「コンパイル」です。コンパイルすると、ソースコードは「クラス名.class」という名前のファイルに変換されます(そういうファイルが作られる、ということです)。この「○○.class」というファイルが、Javaのファイルです。
4.アーカイブファイルにまとめる
.classファイルができたら、まぁ一応、これで完成なんですが、このままだとちょっと使いにくいのですね。大きなプログラムになると、何十、何百っていう.classファイルがずらっと並ぶことになります。これじゃ、中身を知らない人はどのファイルからどう実行すればいいのかもわかりません。そこで通常は、プログラムで使うファイルをすべて「○○.jar」というファイルにまとめます。これは、Zipファイルなどの圧縮ファイルと同じものと考えていいでしょう。ただ、単なるファイルではなくて、その中に「どの.classファイルからプログラムを起動すればいいか」といった情報を書いておくことができます。
5.プログラムを実行する
できたプログラムは、Javaの実行環境に入っている「java.exe」というプログラムを使って実行します。.classファイルのままのときは、コマンドプロンプトから「java ○○」なんてコマンドを実行して動かします。アーカイブファイルにまとめてある場合は、ダブルクリックすると自動的にjava.exeが起動するようになっています。
――これで、Java開発の開始から完了までの流れが整理できました。もちろん、大掛かりなプログラムになれば、他にもいろいろと作業が追加されます。例えば、グラフィックやデータを書いたファイルを用意したり、XMLファイルだのデータベースだのを用意したり……といった作業ですね。また、実際にプログラムが出来ても、「デバッグ」という作業が残っています。プログラムの動作を検証し、きちんと動くかどうか、問題はないかを調べていく作業です。
けれど、基本的な流れはこれだけです。これらの点についてしっかり理解出来れば、プログラム作成は行えます。
1.ソースコードファイルを作成する
Javaでは、プログラムのソースコード(プログラムのリストがズラズラ書かれたヤツのことです)は、「○○.java」というファイル名のテキストファイルとして作成をします。このファイル名は、実はきっちりとした決まりがあります。「クラス名.java」という形で名付けなければいけないのです。
「クラス名」というのは、そのソースコードで作る「クラス」の名前のことです。このあとで説明しますが、Javaでは、クラスというものを作って組み合わせながらプログラムを作っていきます。このクラスの名前によって、それを書いているソースコードファイルの名前が決まるようになっているのです。違った名前をつけてしまうと動きません。
2.クラスを定義する
ソースコードファイルに、プログラムを書いていきます。これは、今いった「クラス」というものの定義を書いていくのです。「このクラスはなんという名前で、どういう変数があって、どういう機能が用意してあるか、その機能は何をどう実行していくのか」といったことを書いていくのです。これが、Javaのプログラミングです。
3.プログラムをコンパイルする
作ったソースコードファイルは、「コンパイル」という作業をして、実際に動くプログラムに変換します。ソースコードというのは、人間がわかるように書かれたテキストです。これ自体は、コンピュータは理解できません。そこで、このテキストを、コンピュータが実行できる命令のカタマリに変換していく作業が「コンパイル」です。コンパイルすると、ソースコードは「クラス名.class」という名前のファイルに変換されます(そういうファイルが作られる、ということです)。この「○○.class」というファイルが、Javaのファイルです。
4.アーカイブファイルにまとめる
.classファイルができたら、まぁ一応、これで完成なんですが、このままだとちょっと使いにくいのですね。大きなプログラムになると、何十、何百っていう.classファイルがずらっと並ぶことになります。これじゃ、中身を知らない人はどのファイルからどう実行すればいいのかもわかりません。そこで通常は、プログラムで使うファイルをすべて「○○.jar」というファイルにまとめます。これは、Zipファイルなどの圧縮ファイルと同じものと考えていいでしょう。ただ、単なるファイルではなくて、その中に「どの.classファイルからプログラムを起動すればいいか」といった情報を書いておくことができます。
5.プログラムを実行する
できたプログラムは、Javaの実行環境に入っている「java.exe」というプログラムを使って実行します。.classファイルのままのときは、コマンドプロンプトから「java ○○」なんてコマンドを実行して動かします。アーカイブファイルにまとめてある場合は、ダブルクリックすると自動的にjava.exeが起動するようになっています。
――これで、Java開発の開始から完了までの流れが整理できました。もちろん、大掛かりなプログラムになれば、他にもいろいろと作業が追加されます。例えば、グラフィックやデータを書いたファイルを用意したり、XMLファイルだのデータベースだのを用意したり……といった作業ですね。また、実際にプログラムが出来ても、「デバッグ」という作業が残っています。プログラムの動作を検証し、きちんと動くかどうか、問題はないかを調べていく作業です。
けれど、基本的な流れはこれだけです。これらの点についてしっかり理解出来れば、プログラム作成は行えます。
(by. SYODA-Tuyano.)
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