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App InventorによるAndroid開発入門

LocationSensorとActivityStarterで、GPSを使ったマップ表示アプリ! (2/5)

作成:2010-11-10 17:03
更新:2010-11-10 17:03

■画面デザインを作成する

では、実際にアプリを作ってみましょう。まずは画面のデザインからです。今回は、テキストを入力するTextBoxと2つのButton、それに非表示の部品をいくつか用意します。1つずつ説明しておきましょう。

TextBox
検索テキストを入力するためのものです。「TextBox1」という名前になります。配置後、Widthを「Full Parent」にしておきましょう。

VerticalArrangement
パレットの「Screen Arrangement」に用意されています。部品を縦に並べるためのものです。前回、HorizontalArrangementという部品を使いましたが、あれとセットで覚えておくとよいでしょう。

Button(2つ)
検索テキストを使ってマップを検索するボタンと、現在位置を表示するボタンの2つを用意することにしましょう。これらは、VerticalArrangementの中に組み込んで、縦に並ぶようにしておきます。それぞれ「Button1」「Button2」という名前です。

LocationSensor
パレットの「Sensors」に用意されている、GPSのセンサー部品です。「LocationSensor1」という名前で配置されます。見えない部品なので、配置しておくだけです。プロパティは、「Enabled」というチェックがONになっていることを確認しておきましょう。

ActivityStarter
パレットの「Other stuff」に用意されています。これも見えない部品ですから配置しておくだけですが、しかしプロパティがいろいろと用意されており、それらを設定する必要があります。

Action――「android.intent.action.VIEW」と入力します。
ActivityPackage――「com.google.android.apps.maps」と入力します。
ActivityClass――「com.google.android.maps.MapsActivity」と入力します。

Androidのアクティビティは、Javaの「クラス」と呼ばれるプログラムとして作られています。このクラスは、「パッケージ」と呼ばれる階層構造で仕分けされています。ActivityStarterでは、起動するアクティビティパッケージやクラスなどを指定してアクティビティを特定し、それを実行しているのです。ですから、ただ配置するだけでなく、これらの値を正しく設定しておく必要があります。

Notifier
アラートなどを表示するためのものでしたね。これは、エラー等が発生したときにメッセージを表示させるのに用います。「Notifier1」という名前です。これも、ただおいておくだけです。



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