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App InventorによるAndroid開発入門

LocationSensorとActivityStarterで、GPSを使ったマップ表示アプリ! (1/5)

作成:2010-11-10 16:28
更新:2010-11-10 16:28

■センサーとアクティビティ

Android携帯には、さまざまなハードウェアが標準で組み込まれています。電話機能やカメラもそうですし、各種のセンサーもその一つです。今回は、センサー機能について利用してみることにしましょう。

Androidにはいくつかのセンサーが用意されていますが、App Inventorで利用できるのは以下の3種類になります。

加速度センサー
携帯をもって動かしたりしたとき、その「動き」を感じ取るセンサーです。これは「AccelerometerSensor」という部品として用意されています。

GPSセンサー
おなじみの、現在位置(緯度・経度・高度)を取得するセンサーです。これは「LocationSensor」という部品として用意されています。

地磁気センサー
コンパスなどで使われる、「今、どの方向を向いているか」を調べるセンサーです。これは「OrientationSensor」という部品として用意されています。

これらは、App Inventorのデザイナにあるパレットの「Sensors」というところに用意されています。いずれも、見えない部品で、ただ配置するだけで使えるようになります。


■アクティビティの起動

今回はGPSを利用しますが、GPSの場合、取得した位置の値をどう利用するか?ということも重要です。Googleのサーバーから指定した位置のデータ等を取り出して処理する、となると、かなり大変そうですし、App Inventorでできるかどうかもわかりません。それよりもっと簡単なのは、「専用アプリに後を任せる」ということでしょう。

Androidでは、あるアプリ内から別のアプリを起動し、それに処理を渡したり、そのアプリでの実行結果を受け取ったりすることが比較的簡単に行なえます。Androidのアプリは「アクティビティ」と呼ばれる形のプログラムとして組み込まれています。このアクティビティを外部から起動するために、App Inventorには「ActivityStarter」という部品が用意されています。これは、部品に用意した設定に従って、アクティビティ(要するにアプリのことです)を起動するためのものです。

Android携帯には、Google Mapのアプリが用意されています。これを利用し、GPSで取得した現在位置を使ってマップを起動する、というような使い方が可能となります。

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