「Webサイトを作る」となると、現在ではさまざまな選択肢があります。Blogのような手軽にサイト構築できるサービスもあります。そんな中、わざわざ昔ながら？のWebサイトを構築する意味があるのでしょうか。

あります。普通のWebサイトを構築する理由はいろいろとありますが、個人的には「価値ある情報を提供する、もっともスタンダードなスタイル」である、という点は大きいでしょう。

昔ながらのWebサイト、Blog、TwitterなどのミニBlog。そうした数あるサイトの形態のサイトの中で、「もっとも有益な情報がまとめられている」サイトは何でしょうか。例えば、あなたが何かについて調べようと検索しているとき、Twitterのつぶやきは役に立つでしょうか。あるいは、どこの誰かわからない人のブログに書いてある記事はどの程度信用できるでしょう。

Twitterは、ちょっとしたつぶやきが集まることで世の中の空気を醸成する働きはあります。またBlogは、ちょっとした情報を非常にタイムリーに表示していくのには適しています。が、非常にしっかりとした内容の情報を、ある程度長い期間にわたって公開する、という場合、昔ながらのWebサイトが圧倒的に優れています。

例えば、多くの企業は、いくら手軽だといっても自社のサイトをBlogで提供しようとはしません。Blogはあくまでサービスの一部であり、メインは昔ながらのWebサイトです。Blogだけしかない会社だと、「ここ、大丈夫だろうか？」なんて思ったりしませんか？

さまざまな情報を体系化しきちんと整理して公開する。こうしたことには、Blogよりも、昔ながらのWebサイトとして作った方が、結局はわかりやすくよいサイトが作れるものです。

「けれど、普通のWebサイトは、作るのが面倒くさいし。HTMLなんて書くのかったるいし、マウスとかでデザインするツールは高いし。Blogみたいに、手軽にぱぱっと作れるならやるんだけど」

そう思っている人。その通り、昔ながらのWebサイトづくりは、Blogなどに比べて面倒です。専用のソフトがないとビジュアルな画面作りはできなかったり、サイトを公開するレンタルサーバーの契約やファイルのアップロードなど、覚えないといけないことも山のようにあります。

が、そうした面倒なことをほとんど考える必要のない、Webサイト作成サービスというのも実はあるのです。中でも、もっとも完成度の高いものが、Googleの提供する「Googleサイト」でしょう。

Googleサイトは、文字通り、Webサイトを作成するサービスです。WebブラウザからGoogleサイトにアクセスし、ページを作っていくだけですぐにWebサイトが作れます。費用はすべて無料ですし、Webページの作成は専用のツールが用意されており、別途ソフトなどを用意する必要は一切ありません。

ただし、欠点もあります。それは、「あらかじめ用意されている形態のWebサイトしか作れない」という点です。が、それほどこったことをするわけでもなく、ただ自分の持っている情報をきれいに整理して公開できればオッケー、というのであれば、十分使えるレベルのものが用意されています。

とにかく、実際にGoogleサイトでWebサイトを作ってみましょう。なにしろタダですぐに始められるんですから、やってみてダメだったらまた別の道を考えればいいでしょう？

では、さっそくWebサイトを作りましょう。まずGoogleのサイトにいき、Googleアカウントでログインをしてください。そして、Googleサイトに移動します。

http://sites.google.com/

まだサイトを作ったことがなければ、「サイトを作成」というボタンが表示されます。これをクリックして、サイト作成を始めましょう。