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初心者のためのGroovy/Grails入門

Grailsアプリケーションの構成を理解する (3/4)

作成:2013-10-05 08:41
更新:2013-10-05 08:41

■「controllers」と「views」の構成

では、MVCアプリケーションの中心となる3つのフォルダの内容について見てみましょう。といっても、モデルを担当する「domain」フォルダはまだ何もありませんから、チェックするのは2つだけです。

●「controllers」フォルダ
デフォルトでは「grailsapp」というフォルダが作成されていましたね。これは何かというと、プログラムを配置するパッケージのフォルダです。つまり、デフォルトでアプリケーション名のパッケージが用意され、その中にプログラム類が作成されるようになっていたのですね。

第1回目で、「create-controller helo」というGrailsコマンドを実行して、Heloというコントローラーを作成したのを思い出してください。この「grailsapp」パッケージの中には「HeloController.groovy」というGroovyスクリプトが作成されています。コントローラーは、このように「名前Controller.groovy」というファイル名で作成されるようになっているのです。

●「views」フォルダ
ページの表示を担当するビューに関するファイル類が保管されています。が、フォルダを開くとデフォルトで既にいろいろなファイルが作られていることがわかるでしょう。

index.gsp――これがトップページのビュー(画面表示のテンプレート)になります。
error.gsp――エラー時のビューです。
「layouts」フォルダ――ページ全体のレイアウトを記述したテンプレートが保管されています。デフォルトでは「main.gsp」というものが用意されています。
「helo」フォルダ――先に作成した「helo」コントローラーでの表示ページ用テンプレートを配置します。まだ何もありませんが。

ビューについては、その簡単な仕組みを理解しておく必要があります。Grailsのビューは、「レイアウト」と「ビューテンプレート」の組み合わせて作られます。ページ全体の基本的な枠組みとなるレイアウトの中に、そのページで表示するコンテンツのビューテンプレートをはめ込んでページを構成するのですね。

また、それぞれのファイルは「.gsp」という見慣れない拡張子になっていますが、これは「Groovy Server Pages」というものです。いわば、「JSPのGroovy版」といったもので、Groovyを使って表示を記述したものです。

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