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初心者のためのJavaFXプログラミング入門

FXMLでGUIをデザインしよう (2/6)

作成:2014-12-06 11:14
更新:2014-12-06 11:14

■FXMLの基本コード

では、FXMLのファイルというのはどのような形になっているのでしょうか。その基本コードをざっと頭に入れておきましょう。

FXMLは、「○○.fxml」という拡張子のテキストファイルとして作成されます。このソースコードの基本形を整理すると、ざっと以下のようになるでしょう。

◎FXMLの基本形
<?xml version="1.0"
   encoding="UTF-8"?>

<?import ○○ ?>

<Paneクラス
   xmlns="……"
   xmlns:fx="……">
   <!-- Paneに組み込むコントロール類 -->
</Paneクラス>


<?xml ?>の後に、Javaのimport文に相当する<?import ?>タグを用意します。これで、使用するクラスをimportすることができます。<?import ?>タグを書かないと、クラスは全てフルパッケージを指定して書かないといけなくなるので注意しましょう。

FXMLのルートタグ(最上位のタグ)には、Paneクラスのタグが記述されます。例えばBorderPaneならば、<BorderPane>というタグを記述し、その中にコントロール類のタグを記述します。

基本的に、FXMLではJavaのクラス名をそのままタグ名として書けば、たいてい認識できます。Labelなら、<Label>という形ですね。

ルートタグには、xmlns(XMLの名前空間)属性を記述します。更にFXML独自の名前空間属性として、xmlns:fxも用意します。この2つの属性により、このXMLコードがFXMLのコードとして認識されるようになります。

実は、ただ単にJavaのコード内からFXMLファイルをロードして利用するだけなら、これらの名前空間属性はいらなかったりします。書かなくてもちゃんとJava内からFXMLをロードして利用することができます。

これらはGUI作成ツールなどを使う際に必要となるものといってよいでしょ。ですから、なくてもOKなのです。が、まぁFXMLの基本として書いておくように習慣づけておきましょう。


※下のリストは、FXMLの基本コード

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

<?import ○○ ?>

<Paneクラス
    xmlns="http://javafx.com/javafx/8" 
    xmlns:fx="http://javafx.com/fxml/1">
   <!-- Paneに組み込むコントロール類 -->
</Paneクラス>
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