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初心者のためのJavaFXプログラミング入門

JavFXアプリケーションの基本コード (2/6)

作成:2014-11-15 09:46
更新:2014-11-15 09:46

■Applicationクラスの基本コード

では、JavaFXのアプリケーションはどうやって作るのか。その基本から見ていきましょう。「GUIの根本から違ってる」と脅したので、「どうやってプログラム作るんだ?」と不安に思ってる人もいるかもしれませんが、大丈夫。

アプリケーションの基本は、Javaの基本通り。「mainメソッド」を実装したクラスを書いて、これを起動するというだけです。普通にJavaのクラスを書けば、JavaFXのアプリケーションは作れます。この点については、何ら変わりはありません。

ただし、JavaFXアプリケーションのクラスは、「Application」という見慣れないクラスを継承して作る必要があります。

以下に、アプリケーションのごくごく基本的な形を挙げておきましょう。これがJavaFXアプリケーションの基本になります。
public class クラス extends Application {

    public static void main(String[] args) {……}

    @Override
    public void start(Stage stage) throws Exception {……}

}

JavaFXライブラリは、「javafx」というパッケージにまとめられています。アプリケーションは、javafx.applicationパッケージにある「Application」というクラスを継承します。このクラスは抽象クラスであり、「start」というメソッドが用意されていて、必ずこれを実装する必要があります。

このstartメソッドは、アプリケーションがスタートする際の処理を作成するためのものです。このメソッドでは、javafx.stageパッケージの「Stage」というクラスのインスタンスが引数として渡されます。このStageは、「トップレベルコンテナ」と呼ばれるもので、GUI組み込みの土台となるコンテナです。AWT/SwingではFrameJFrameといったクラスでウインドウを作り表示しましたが、JavaFXの場合は、このStageを使ってウインドウを構築するのが基本になります。

Swingなどと違い、JavaFXでは、「GUIを組み込むためのウインドウ本体は、JavaFX側で用意される」という点です。Stageを継承したクラスを用意してインスタンスを作るわけでもなく、アプリケーションを起動すれば最初に表示されるアプリケーションのウインドウとしてStageインスタンスがstartに渡されます。プログラマは、ただその渡されたStageを利用してGUIを構築するだけです。

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●プログラム・リスト●

public class クラス extends Application {

    public static void main(String[] args) {……}

    @Override
    public void start(Stage stage) throws Exception {……}

}
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