C#開発の準備を整える (2/4)
作成:2013-07-14 09:47
更新:2013-07-14 09:47
更新:2013-07-14 09:47
■C#開発に必要なもの
では、C#の開発にはどのようなものが必要なのでしょうか。ここで整理しておきましょう。
・.net framework本体
まずは、これ。.net framework本体がインストールされている環境でないとC#の開発はできません。最近のWindows Vista以降のものであれば無条件でインストールされているので大丈夫です。Mac OS XやLinuxでは、用意されていませんからC#は使えません。
……まぁ、実をいえば、オープンソースの.net framework環境として「Mono」というものがあり、これをインストールすれば開発は行えるのですが、ここでは一応、純正環境を使って説明を行うことにします。
・エディタ
C#は、マイクロソフトが提供するVisual Studioという統合開発環境がないとプログラミングできません!……といった話を本気で信じてる人は多いと思います。が、これは間違いです。.net frameworkとテキストエディタがあれば、プログラミングは可能です。.net frameworkにはC#のコンパイラも含まれており、ソースコードをコンパイルしアプリケーションを作成することができるようになっているのです。
Windowsに標準のメモ帳などでかまいません。が、正直、何の支援機能もないとけっこうつらいと思うので、それなりの入力支援機能を持ったエディタを探したほうがいいでしょう。個人的には「Notepad++」などがお勧めです。
http://notepad-plus-plus.org/
・開発ツール
エディタでも開発そのものは行えますが、ちゃんとした開発ツールがあれば、開発の効率はぐんとアップします。なにより、つまらぬタイプミスなどによる文法エラーや、ど忘れしたメソッドの名前を調べて右往左往することなどがなくなりますから、ビギナーにこそしっかりした開発環境は必要だと思います。
C#に対応する統合開発環境はいくつかありますので簡単に整理しておきましょう。
・Visual Studio Express
マイクロソフトの統合開発環境といえば「Visual Studio」ですが、これはけっこう高いのです。Visual Studio Professional 2012というパッケージで6万円以上します。シロウトがちょっと勉強するのに使うというものではありません。
マイクロソフトでは、開発するプログラムに応じていくつかの「Express」という無料の開発ツールをリリースしていますから、これを利用するのがよいでしょう。これもいくつか種類がありますが、C#を勉強するなら以下のいずれかになります。
Visual Studio Express 2012 for Windows 8――Windows 8のユーザーで、Windowsストアアプリを作りたい人はこれになります。
Visual Studio Express 2012 for Desktop――デスクトップアプリ(Windows 8以前の一般的なアプリ)を作りたければこれになります。
Visual Studio Express 2012 for Web――ASP .netによるWebアプリケーション開発をしたい人はこれです。
ただし、どれもコンソールプログラム(コマンドで実行して動くもの)は作れないので、ここで説明するプログラムの作成には向きません。
http://www.microsoft.com/visualstudio/jpn/downloads#d-2012-express
・SharpDevelop
オープンソースで開発されているフリーの.net開発環境です。これが、意外によくできています。普通のWindowsアプリやコンソールプログラム、ASP .netのWebアプリなど一通りが作れます(Windows 8ストアアプリは現時点で未対応のようです)。対応言語もC#やVisual Basicだけでなく、Boo、F#、C++、Python、Rubyと多岐にわたっており、下手をすると純正のVisual Studioよりも強力です。この入門ではコンソールプログラムを中心に作っていくので、Visual Studioよりはこっちのほうが使えるでしょう。
http://www.icsharpcode.net/OpenSource/SD/
・Eclipse (?)
統合開発環境として名高いEclipseですが、C#となるとお寒い現状です。一応、C#用のプラグインもいくつか出ていたようですが、ほとんどが既に更新を停止しており、まともに使えそうなものは見当たりませんでした。C#に関しては、Eclipseはあまり勧められません。
――とりあえず、ここでは「エディタとコマンドプロンプト」で開発できるという前提で説明をしていきますが、「そんなの面倒くさい」というなら、SharpDevelopあたりを用意しておくとよいでしょう。
・.net framework本体
まずは、これ。.net framework本体がインストールされている環境でないとC#の開発はできません。最近のWindows Vista以降のものであれば無条件でインストールされているので大丈夫です。Mac OS XやLinuxでは、用意されていませんからC#は使えません。
……まぁ、実をいえば、オープンソースの.net framework環境として「Mono」というものがあり、これをインストールすれば開発は行えるのですが、ここでは一応、純正環境を使って説明を行うことにします。
・エディタ
C#は、マイクロソフトが提供するVisual Studioという統合開発環境がないとプログラミングできません!……といった話を本気で信じてる人は多いと思います。が、これは間違いです。.net frameworkとテキストエディタがあれば、プログラミングは可能です。.net frameworkにはC#のコンパイラも含まれており、ソースコードをコンパイルしアプリケーションを作成することができるようになっているのです。
Windowsに標準のメモ帳などでかまいません。が、正直、何の支援機能もないとけっこうつらいと思うので、それなりの入力支援機能を持ったエディタを探したほうがいいでしょう。個人的には「Notepad++」などがお勧めです。
http://notepad-plus-plus.org/
・開発ツール
エディタでも開発そのものは行えますが、ちゃんとした開発ツールがあれば、開発の効率はぐんとアップします。なにより、つまらぬタイプミスなどによる文法エラーや、ど忘れしたメソッドの名前を調べて右往左往することなどがなくなりますから、ビギナーにこそしっかりした開発環境は必要だと思います。
C#に対応する統合開発環境はいくつかありますので簡単に整理しておきましょう。
・Visual Studio Express
マイクロソフトの統合開発環境といえば「Visual Studio」ですが、これはけっこう高いのです。Visual Studio Professional 2012というパッケージで6万円以上します。シロウトがちょっと勉強するのに使うというものではありません。
マイクロソフトでは、開発するプログラムに応じていくつかの「Express」という無料の開発ツールをリリースしていますから、これを利用するのがよいでしょう。これもいくつか種類がありますが、C#を勉強するなら以下のいずれかになります。
Visual Studio Express 2012 for Windows 8――Windows 8のユーザーで、Windowsストアアプリを作りたい人はこれになります。
Visual Studio Express 2012 for Desktop――デスクトップアプリ(Windows 8以前の一般的なアプリ)を作りたければこれになります。
Visual Studio Express 2012 for Web――ASP .netによるWebアプリケーション開発をしたい人はこれです。
ただし、どれもコンソールプログラム(コマンドで実行して動くもの)は作れないので、ここで説明するプログラムの作成には向きません。
http://www.microsoft.com/visualstudio/jpn/downloads#d-2012-express
・SharpDevelop
オープンソースで開発されているフリーの.net開発環境です。これが、意外によくできています。普通のWindowsアプリやコンソールプログラム、ASP .netのWebアプリなど一通りが作れます(Windows 8ストアアプリは現時点で未対応のようです)。対応言語もC#やVisual Basicだけでなく、Boo、F#、C++、Python、Rubyと多岐にわたっており、下手をすると純正のVisual Studioよりも強力です。この入門ではコンソールプログラムを中心に作っていくので、Visual Studioよりはこっちのほうが使えるでしょう。
http://www.icsharpcode.net/OpenSource/SD/
・Eclipse (?)
統合開発環境として名高いEclipseですが、C#となるとお寒い現状です。一応、C#用のプラグインもいくつか出ていたようですが、ほとんどが既に更新を停止しており、まともに使えそうなものは見当たりませんでした。C#に関しては、Eclipseはあまり勧められません。
――とりあえず、ここでは「エディタとコマンドプロンプト」で開発できるという前提で説明をしていきますが、「そんなの面倒くさい」というなら、SharpDevelopあたりを用意しておくとよいでしょう。
(by. SYODA-Tuyano.)
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※下図はVisual Studio……ではなく、「Sharp Develop」の画面。普通のアプリ作成なら、実はこれが一番使えたりする。
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