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初心者のためのPlay Framework入門

Herokuの準備を整えよう! (2/4)

作成:2013-01-06 14:56
更新:2013-01-09 16:44

■Herokuで動かすための準備をしよう!

では、WebアプリケーションをHerokuにデプロイしてみましょう。これには、いくつかの作業が必要となります。まずWebアプリケーション側の修正を行い、コマンドを使ってHerokuにアプリケーションを登録し、それからGitコマンドでデプロイの作業を行う――といった流れになります。

まずは、Webアプリケーション側の修正作業を行いましょう。これは、1つのファイルを新規作成し、1つの既にあるファイルの内容を修正するだけです。

1. Procfileファイルを用意する
 Webアプリケーションのフォルダ内に、新たに「Procfile」というテキストファイルを作成してください。そして以下のように記述をします。(改行してありますが、1行にまとめて記述してください)
web: target/start -Dhttp.port=${PORT} -
    DapplyEvolutions.default=true -
    Ddb.default.url=${DATABASE_URL} -
    Ddb.default.driver=org.postgresql.Driver

2. Build.scalaを修正する
 Webアプリケーション内の「project」フォルダの中にある「Build.scala」というファイルを開いてください。そこに以下のような文が見つかります。
val appDependencies = Seq(
   // Add your project dependencies here,
   javaCore,
   javaJdbc,
   javaEbean
)
この文を、以下のように書き換えてください。修正後、ファイルを保存すれば、作業はすべて終了です。
val appDependencies = Seq(
    "postgresql" % "postgresql" % "9.1-901-1.jdbc4"
)
なお、ここでは "postgresql" % "postgresql" % "9.1-901-1.jdbc4"という文を書いていますが、これはPostgreSQLのドライバに関する指定で、9.1という最新バージョンを指定しています。これで動くはずですが、もし動かなかったら、"9.1-901-1.jdbc4"の部分を、"8.4-702.jdbc4"に書き換えてみてください。これは8.4という少し前のバージョンで、現時点で動いていることが確認できています。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

●リスト1――Procfileの内容(※長いが、1行で記述すること)
web: target/start -Dhttp.port=${PORT} -DapplyEvolutions.default=true -Ddb.default.url=${DATABASE_URL} -Ddb.default.driver=org.postgresql.Driver

●リスト2――Build.scalaの修正する部分
val appDependencies = Seq(
   // Add your project dependencies here,
   javaCore,
   javaJdbc,
   javaEbean
)

●リスト3――Build.scalaで修正後の内容
val appDependencies = Seq(
    "postgresql" % "postgresql" % "9.1-901-1.jdbc4"
)
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